準々決勝、相手はベネズエラ。試合は初回から動いた——大谷とロナルド・アクーニャ・ジュニアが、それぞれ先頭打者本塁打を打ち合うという、まるで見世物のような立ち上がりだった。だが試合の結末は、侍ジャパンにとって残酷なものになる。
3点リードを守りきれず、8-5で敗戦。連覇を目指した侍ジャパンは、まさかの準々決勝敗退となった。これは大会における日本の歴代最悪の成績だったという。試合を締めくくったのは、二塁の後方に上がった大谷自身のポップフライだった。4打数1安打、敬遠を挟みながら2三振。
試合を終わらせたのは、彼自身のポップフライだった
個人としては、4試合を通して打率.462・出塁率.611・長打率1.231、3本塁打7打点という、非現実的な数字を残していた。それでも、チームの敗退という結果の前では、その数字はどこか虚しく響いた。
個人の輝きと、チームの敗退。今大会の大谷を語るとき、この二つは切り離せない。