7月、大谷はナ・リーグ最多となる29本塁打を引っさげてオールスター期間を迎えた。だが、ファンが期待したホームランダービーへの出場は、本人の口から辞退が伝えられた。
「今のルールでは、自分の力を発揮しきるのは難しいと思う」——通訳を介してそう語ったという。MLBは怪我防止のため、1ラウンドあたりの投球数に上限を設けており、そのタイムプレッシャーが自分のスタイルに合わないという理由だった。2021年の初出場以来、ダービーには一度も出場していない。
「今のルールでは、力を発揮しきるのは難しい」
本塁打王争いの主役でありながら、祭典の主役にはならない——そんな独特の距離の取り方も、この夏の大谷らしさの一部だった。
ダービーには出なくても、本塁打はレギュラーシーズンで着実に積み上がっていく。