6月16日、大谷は約2年ぶりとなる投手としての登板を果たした。相手はパドレス。1回を投げ、2安打1失点、30球(うち16球がストライク)という内容だった。4シームは最速100.2マイルを記録している。
投げるだけではなかった。同じ試合で大谷は4打数2安打2打点をマークし、チームの勝利に貢献した。投打同時に躍動する、二刀流本来の姿がようやく戻ってきた瞬間だった。
投げて、打って、勝った
米メディアはこの日を「約2年ぶりの投手復帰」という事実として淡々と報じたが、その裏では、2023年の手術以来待ち続けてきた瞬間への安堵も滲んでいた。
この年、大谷は最終的に14先発・防御率2.87・62奪三振という数字を残すことになる。すべては、この6月16日から始まった。