VOL.22 — 2026年7月8日–7月14日

334万票、それでも立てなかったグラウンド

ファン投票で全選手中最多の334万票超を集めながら、大谷はフィラデルフィアのグラウンドに立たなかった。膝への処置が、その理由だった。

ファン投票1位・オールスター欠場・膝の処置
ファン投票
334万票
全選手中トップ
欠場理由
膝の処置
7/12・水抜き+注射
開催地
フィラデルフィア
7/14開催

ファン投票の第一段階で、大谷は全選手中もっとも多い334万票超を集めていた。文句なしの支持だった。それでも7月14日、フィラデルフィアで行われたオールスターゲームに、彼の姿はなかった。

理由は左膝の違和感。休止期間に入る前の7月12日、大谷は左膝の水を抜き、注射を受けた。2019年に手術を受けた分裂膝蓋骨——古くからの持病だという。「一時的な張り」ではなく、構造的に付き合っていくべき弱点として扱われ始めたのは、この週からだった。

「後半戦を見据えた長期的な判断」

米メディアは「後半戦を見据えた長期的判断」と、わりあい冷静にこの決断を評価した。投票で選ばれながら出場を辞退する、という構図自体はスキャンダルではなく、あくまでチームの采配として受け止められている。

この時点では、まだ大きな懸念材料としては扱われていなかった。結果としてこの膝が、8月にかけての投手離脱と、MVP争いの潮目を変える伏線になる。