2月13日、投手・捕手の正式な集合日を待たず、大谷はキャメルバック・ランチに姿を見せた。毎年恒例と言えばそれまでだが、今年はWBC出場という特別な事情もある。侍ジャパンとドジャース、二つのユニフォームを行き来する準備が、この日から静かに始まった。
米メディアの扱いはごく簡潔だった。「早期合流」という事実を一行で伝えるだけで、そこに特別な演出はない。ただ、静かな一月を過ごした後だけに、この到着は今シーズンの本格的な始まりを告げる合図でもあった。
開幕は4月7日。そこに至るまでの約8週間、大谷はドジャースの調整とWBCの準備という、二つのスケジュールを同時に抱えることになる。
静かな冬から、慌ただしい二正面作戦の春へ。この一週間が、その境目だった。