開幕41試合でwRC+113にとどまっていた打撃が、5月12日を境に、まるでスイッチが入ったように変わった。そこから先の数字は打率.414、出塁率.505、長打率.711。ESPNの総括は、この変化をシンプルに「バットが目覚めた」と表現している。
何か特定の一戦がきっかけだった、というよりは、積み上がっていたものが一気に噴き出したような反転だった。4月からくすぶっていた「打つほうが追いつくのはいつか」という問いに、この週、ようやく答えが出始めた。
"Ohtani's bat comes alive"
米メディアは反転を数字の推移として淡々と追認するにとどまるが、その変化の急激さ自体が、この一週間の最大のニュースだった。
4月の不調を知っていたからこそ、この反転は際立って見えた。