VOL.10 — 2026年4月8日–4月14日

投打の「噛み合わなさ」が、静かに始まる

投手としては圧巻の立ち上がりを見せる一方、打者としての大谷はまだ本調子には程遠かった。今シーズンを貫くテーマが、早くもこの週に顔を出す。

遠征中の打撃低調・投手成績は安定
開幕防御率
0.60
月間ペースを維持
打撃の出だし
低調
本人も言及
先発
継続
中5日のローテーション

開幕から2週目に入っても、大谷の投手としての内容に陰りはなかった。だが打者としては、まだスイッチが入りきらない。ヒットは出るが、続かない——そんな試合が続いた週だった。

この時点ではまだ、誰も大きな懸念材料としては扱っていない。開幕直後にありがちな「様子見」の期間として、米メディアも静かに見守るだけの報じ方をしている。

ただ、後から振り返れば、この週の物足りなさこそが、4月を通して続く「投げるほうは仕上がっているが、打つほうがまだ追いつかない」という構図の始まりだった。

派手な出来事のない一週間。だが、シーズン全体のリズムはここで静かに決まり始めていた。