2025年シーズンを、大谷は2度目のワールドシリーズ制覇と、自身4度目・2年連続となる満票でのMVP受賞という形で締めくくった。満票MVPを複数回獲得した選手はメジャー史上、大谷だけだという。打率.282、55本塁打、102打点。投手としても6月に約2年ぶりの復帰を果たし、14先発で防御率2.87、62奪三振という数字を残していた。
そんな一年の後だからこそ、この冬は珍しく落ち着いたものになった。米メディアは「リハビリのいらない冬」という表現で、例年とは違う静けさを伝えている。過去数年、故障からの回復に追われてきた大谷にとって、これは久しぶりの余裕だったのかもしれない。
静かな一方で、次のシーズンに向けた話題もすでに動き出していた。大谷は3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシックへの出場を表明。連覇を狙う侍ジャパンの中心選手として、再びユニフォームに袖を通すことになる。
静かな冬は、次の戦いへの助走に過ぎなかった。2月には早くも、キャンプの足音が聞こえ始める。