8月28日のブルペン投球は、右腕の張りを理由に途中で切り上げられていた。それから一週間あまり、大谷はマウンドに戻らなかった——それだけではない。左ひざの炎症も重なり、この週はついに打者としてもラインアップから姿を消した。
9月2日、カージナルス戦は延長10回の末、8-6でドジャースが敗れた。大谷を欠いたままの一戦だった。指揮官デーブ・ロバーツも、今シーズン中の投手復帰についてこの週、ようやく慎重な言葉を選び始めている。米メディアの一部は「2026年中の投手復帰はもはや望み薄」という見方まで伝え始めた。
"increasingly unlikely"
打者としては9月8日、月曜日のラインアップ復帰が見込まれている。ただし投げる大谷が、いつ戻ってくるのかは、この週の時点でもまだ誰にも分からなかった。
同じ週、ナ・リーグMVP争いはさらに大谷から離れていった。カブスのピート・クロウ゠アームストロングが、レッズ戦での3本塁打・6打点を受けてオッズ-1100の圧倒的本命に浮上。40本塁打・40盗塁も視野に入るシーズンで、WARはすでに9.3に達している。
投げられないだけでなく、打席にも立てない。それでも、まだシーズンは終わっていない。9月に入っても、大谷にとって最大の相手は、対戦相手ではなく自分自身の体だった。